ラグジュアリーファブリックフェアにおいて、

割引対象となる生地の中でも、特に注文数が多いスーツ生地がゼニア社のエレクタです。

滑らかな手触りと豊かな光沢によって生まれる陰影が、生地の高級感を引き立てています。

ウェイト310ｇのゼニア社の中では目付のしっかりとした仕立て映えのする生地で

皺にも強く、高級生地ながら日常の着用にも適しております。

私のおすすめの着用期間は、関東地方で10月中旬から3月末ごろです。

2ピーススーツ　128,700円（税込み）、3ピーススーツ176,000円（税込み）

※上記プライスからフェア中は10％OFFです。

銀座店　神林

「ヘリテージフランネル」はヴィンテージ織機でゆっくりと生産されます。

今年も引き続き取り扱っており、当店では10年以上の取り扱い実績があります。

以前私が投稿したブログもご覧いただけます。

satotailor.com/blog/?s=名品フランネル

このようなストーリーを持つ生地ですが、こちらのヘリテージフランネルは、

同じ問屋さんから440gと475gの2つのクオリティが用意されていました。

どちらも鐘紡から受け継いだヴィンテージの織機で生産されていますが、ミル（生地工場）が異なり、

後者は三甲テキスタイルの大垣工場で生産されたものです。

このミルでしか作れないヘリテージフランネルは、「アクアシュランク」という特別な名前で区別されています。

水の都と呼ばれる大垣市の毛織物製造に最適な天然地下水（伏流水）を整理加工に利用し、

縮絨工程を何度も行うことで、約22％の高い縮率でしっかりと仕上げられています。

高密度でありながらハリ感と温もりを兼ね備え、滑らかなフラノの仕上がりを実現しています。

こちらのアクアシュランクは残念ながら既に廃版となり、

問屋さんにストックしてあった僅かな在庫を仕入れさせて頂きました。

ライトグレー、ミディアムグレー、ブルーの3色をそれぞれスーツなら1着、ジャケットやパンツで2着分程です。

厚みのある生地ですので、着用に適した時期はまだまだ先になりそうですが、来週には他の新作生地バンチも出揃う予定です。

是非、ご興味のある方はご来店お待ちしております。

銀座店　神林

ドラッパーズ社の新作スーツ生地コレクションのPANTHEON（パンテオン）が入荷しました。

ネーミングの由来となるパンテオンは、現在のローマにも存在する神々を祀った神殿です。

約2000年前に建てられたこの建造物は、ほぼ完全な形で残っており、その堅牢さは他に類を見ません。

この強固な神殿の名を冠したコレクションは、ピュアメリノウールスーパー130’Sを使用し、

17ミクロンの細かさを持つ原毛は実質的にカシミアと同等です。

ウェイトは250ｇ、クリアカットのツイル織りで光沢があります。

経糸と緯糸は双糸で織られ、ライトウェイトで滑らかな肌触りでありながら

一日中着用しても型崩れしにくく、耐久性のある生地です。

今日に至るまで残るパンテオン神殿の名に相応しいコレクションと言えます。

全マークで30種類とマーク数は少な目ですが、無地、シャークスキン、チェックなどの人気の柄のみで構成されています。

2ピーススーツ　税込み113,300～

銀座店　神林

Sato Tailorでは2024年AWの生地が入荷し、本格的に秋冬の受注がスタートいたしました。

それに伴い、下記期間、内容で「The Luxury Fabric Fair」を開催いたします。

●The Luxury Fabric Fair

(開催期間)

2024年9/1(SUN)～9/30(MON)

(開催店舗)

銀座店、横浜馬車道店、四ツ谷店

(内容)

フェア対象生地でのスーツ、ジャケット、パンツのオーダーが通常価格より10％OFF。

(対象生地)

E.Zegna,Loro Piana,Dormeuil,William Halstead,Harrisons&More

※詳細はお近くの店舗までお気軽にお問合せください。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

Sato Tailor 一同

店内の在庫生地を秋冬向けに更新しました。

主に生地バンチには含まれていない限定数量の生地です。

これらの生地は、専用のインスタグラムアカウントで一部を紹介しています。

satotailor(@satotailor.fabric.stock) • Instagram写真と動画

銀座店　神林

Loropiana 社の秋冬コレクションを代表するジャケット生地「SILK AIR」は、

ウール、シルク、カシミヤをブレンドしたもので、280gのウェイトが特徴です。

この軽量ながらも表面に起毛を施しており、季節感をしっかりと感じさせる生地です。

濃淡の異なる多彩な色糸を使用し、メランジ調の深みのある色合いのみを展開しています。

起毛した表面とメランジ風の色合いはニットアイテムと非常に相性が良く、

シャツ以外でも様々なインナーとのコーディネートが容易です。

ジャケット　税込み90,200～

銀座店　神林

カノニコの新作バッチが入荷しました。

近年、毎シーズン新しいクオリティを発表しているカノニコ社ですが、同ブランドでは珍しい盛夏向けではないモヘアツイルのスーツ生地を取り扱っています。混率はウール70％、モヘア30％に設定されている「ウール＆モヘア・プルネル」という生地です。

バリエーションは無地で、ブラウン、グリーン、グレー、ネイビーの4色展開のみです。

ウェイトは冬物として平均的な320gですが、生地がしっかりしているため、実際のウェイトよりも重く感じられます。

また、非常に珍しいことに、モヘア混のスーツ生地でありながら伸縮性があります。

私は、気になる生地を見ると試してみたくなる職業病にかかっており、注文せざるを得ない状況です。

秋には親友の結婚式があるようなので、その機会にとグレーの2ピーススーツを仕立てることにしました。

このグレーは非常に珍しい色合いで、独特なパープルがかった濃いグレーで、一般的な名前が見当たらない不思議な色です。

仕上がりがとても楽しみです。

銀座店　神林

ドラッパーズ社が、宝石のオパールからインスピレーションを受けて作成した

OPALIS（オパリス）というフランネルジャケットのコレクション。

パープル、グリーン、ブラウン、ブルー、グレーといった豊富なカラーバリエーションの無地や、

ハウンドトゥース、ガンクラブ、ヘリンボーンなど、全59種類のデザインが展開されています。

私が個人的に選んだのは、ブラウンのハウンドトゥースで、

小さな柄でダークブラウンとブラウンのコントラストが控えめなタイプです。

モデルパターンはネアポリスモデルで作成しました。

ジャケット　税込み￥123,200～

神林

引き続き、カチョッポリの新作ジャケットの生地をご紹介します。

全ての品番はイタリア製で、ウール100％のものは少なめです。

ウールとカシミヤ、ウールとシルク、ウールとシルクとカシミヤのような豪華な混紡が特徴です。

全体を見渡すと、多くのカラーで構成された柄もあり、

ブラウン、ネイビー、グリーンの組み合わせが目立ちます。

これらはイタリア人に特に人気の色使いで、私も非常に気に入っています。

ジャケットでは、単色のネイビーやブラウン、

またはネイビー×ブラウン、ネイビー×グリーン、ブラウン×グリーンのカラーで構成された柄を選ぶことで、

コーディネートするシャツやニット、パンツの色選びが広がり、既存の服との多様なスタイリングが楽しめます。

それぞれのアイテムが「着回しの効く服」となり易くなります。

長くお付き合いのあるお客様に「いつも同じ色を推奨しているね」と指摘されることがありますが、その理由はこうです。

このようなカラーを主に着用することで、時にブラック×ホワイトやグレー×ホワイトのモノトーンコーディネートを試すと

新鮮な印象が際立ち、同時に気分転換にもなります。

銀座店　神林

カチョッポリから新しい秋冬コレクションが到着しました。

今季は、秋冬に適したコットンコレクション、

ウールを主体としたスーツやパンツ用のウーステッド＆フランネルコレクション、

そしてジャケットコレクションがあります。

コットンコレクションには、フランネルのような伸縮性のあるコットン生地や、細畝、中畝、太畝のコーデュロイが含まれています。

ウーステッド＆フランネルコレクションは、84マークのバリエーションで展開され、

多彩な色のカバートクロスや、密な織りと光沢のあるSuper 130’sプラチナムシリーズが特徴です。

これらは、15年以上にわたってカチョッポリが提供している最高品質のスーツ生地です。

フランネルには、290gと325gの2種類のウール＆カシミアフランネルがあります。

さらに、450gのクラシックなロイヤルフランネルも幅広く取り揃えています。

ジャケットコレクションについては、次回ご紹介する予定です。

神林