STAFF BLOG
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ステンカラーコート
投稿日:2018/10/23 13:37
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「Azur」
投稿日:2018/10/22 13:36
イタリアで良く用いられる「Azur」=青色ですが、様々な種類があり一括りにすることはできません。
こちらのジャケットはウルトラマリン。かつては半貴石のラピス・ラズリを砕き、天然のウルトラマリンの顔料として珍重され、
その色はルネサンス期の聖母マリアのローブの色に伝統的に用いられた高貴な色でもあります。
また、バロック期の巨匠フェルメールも好んでこの色を用い、「真珠の耳飾りの少女」においても闇の中に浮かび上がるウルトラマリン
のターバンが、作品の強いコントラストを引き立たせ、この作品の印象をより強烈にする大きな役割を果たしています。
Calro Barbera社も、そのような背景からこちらの色をコレクションに加えたかは定かではありませんが、
誠に上品な色に、同社ならではのきめ細かい質感のフランネル、一見の価値がございます。
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NavySolaro
投稿日:2018/10/19 17:28
今回はやや変わり種。伊LoroPianaよりネイビーソラーロ生地での仕上がりです。
経糸にダークネイビー・横糸にブルー。生地を縦に眺めると経糸に対して横糸が3本に一本の間隔で表に現れており、
遠目には殆どネイビー無地、光の当たり方で微妙な光沢と色合いを楽しむことができる生地です。
ソラーロといえばヘリンボーンの柄が定番化している感もございますが、こちらのプレーンはアクを抑えた端正な仕上がり。
生地のウェイトも260g前後のライト~ミディアムウェイト。
これからの季節、重い色になりがち。さりとて少しは変化を…といった時に活躍してくれそうです。
恵比寿店 須藤
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チェックジャケット
投稿日:2018/10/18 14:19
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MARLING&EVANS
投稿日:2018/10/16 17:20
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Canonico Flannel Jacket
投稿日:2018/10/15 14:09
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Fine Classic
投稿日:2018/10/12 18:27
英Harrisons of Edinburgh Fineclassicシリーズの一着です。
370g、約12オンスのしっかりとした重量、昨今軽量化著しいメンズスーツとしてはヘビーウェイトの部類ではありますが、
本場英国ではこの季節の定番ウェイトとして長年にわたって扱われてきた来歴がございます。
本年のバンチリニューアルに伴いブルー~ネイビーの系統を中心に大陸的な色柄も取り入れているようですが、
あくまでクラシックに軸足を置いた外連味の無いチョイス、上品な光沢も相まって幅広い年代の方にお勧めできる生地です。
今回は濃色のチャコールグレイ、重厚な生地感が構築的な肩回りのジェノバのパターンを引き立てています。
恵比寿店 須藤
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TROFEO DENIM
投稿日:2018/10/09 13:40
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Canonico「Super Bio」
投稿日:2018/10/08 13:38
代々木店ではもはや秋冬物の定番となりつつありCanonico社の「Super Bio」シリーズ。
今年もその1着目が仕上がって参りました。もはや当ブログでも語りつくされたかと思いますが、
やはり目付360gのしっかりとしたウェイトに、イギリス生地のような重量でありながら、
イタリア生地の特徴である発色の良さと、程よい艶が色気を添える非常に使いやすいコレクション。
Canonico社の生地の中でもコストパフォーマンスが高く、お客様の反応も好評なものばかりです。
こちらのスーツは、当コレクションの生地の中からブルーグレーのヘリンボーンに、
落ち着いたサックスのストライプがうっすらと入るものでお仕立てしました。
落ち着きの中に洗練を感じさせる1着になっております。
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カシミア混
投稿日:2018/10/05 18:59
今回は一点物。英Taylor&Lodge ノウブルスパンからネイビーヘリンボーンの一着です。
華美にならないしっとりとした光沢と、ウェイトを感じさせない柔らかな生地感は白眉の出来。
Super120`sウール98%にカシミア2% 生地商社さんに伺うところ、同社の当時の看板クオリティとして活躍していたようです。
2%のカシミアががどのように効いてきているのかは定かではありませんが、ラグジュアリーな生地の定番スパイスなのでしょうか。
現在も多くの英系ミル・マーチャントがこのクォリティを織り続けていることを見るにつけ、
この柔らかさと光沢にしっかりと貢献しているのでしょう。
今季のバンチブックでは英Harrisons・伊Piacenza等にカシミア混スーツ地の取り揃えがございます。
定番色柄を少しリッチな生地で、というのも一興ではないでしょうか。
恵比寿店 須藤