STAFF BLOG
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Caccioppoli Jacket
投稿日:2018/11/30 12:48
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シェパードチェック
投稿日:2018/11/23 16:21
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Caccioppoli
投稿日:2018/11/16 17:16
伊ナポリ Caccioppoliのコレクションからの一着です。
こちらのは所謂マーチャント。自ら生地を織ることはありませんが実力のあるミル(※織元)を厳選し、
独特のエッセンスを加えた魅力的な生地を数多く取り揃えております。
今回のような大柄にしても、生地だけで見ると躊躇してしまいがちですが、
仕立て上がってみると外連味なく着ていただける印象。流石に同社のセレクトというところでしょうか。
チェック・ストライプ等の柄物で一味違ったものを。という時には目を通してみると素敵な出会いがあるかもしれません。
恵比寿店 須藤
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Cesare Gatti
投稿日:2018/11/09 18:38
ご注文いただいたコートをご紹介いたします。
生地は伊Cesare Gattiのピュアカシミヤ。光沢と柔らかさ・生地のハリを備えた、コートにうってつけの逸品です。
お選びいただいたダークブラウンは写真ではほぼ黒に近いお色ですが、光源・時間帯などで様々な表情を見せてくれます。
今回は、しっかりとフロントを閉じ風の侵入を防ぐことができるステンカラータイプでのご注文。
こちらのようなセミロング丈・軽快なショート丈どちらもそれぞれの持ち味がございますが、
お客様のライフスタイルに合わせてご相談いただけるのがオーダーならではの強みです。
朝晩には既に厳しい寒さの予兆がみられる時期となり、早いもので今年もあと2か月を切りました。
コートのご準備はお早目がよろしいかと存じます。 是非ご相談ください。
SatoTailor恵比寿店 須藤
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Canonico Flannel
投稿日:2018/11/03 18:20
伊Canonicoのフランネルを用いたジャケットです。
先日ご紹介したFOXのものとは対照的に、柔らかさと軽さを重視した生地のシリーズ、
コストパフォーマンスに優れており、フランネル初挑戦という方にもお気軽にお試しいただける一品です。
今回のご紹介こそクラシカルな千鳥格子ではありますが、
イタリア生地らしく明るい色や思い切った柄がラインナップが揃っているのも魅力の一つ。
軽さと柔らかさを重視したナポリモデルに組み合わせて、軽快なジャケットが仕立て上がりました。
恵比寿店 須藤
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FoxBrothers
投稿日:2018/10/26 15:33
英 FoxBrothersより、ライトグレーのフランネルでスーツのお仕立てです。
軍用サージから始まり瀕死の経営難を経て、今また名門ミルとして名を成した同社の生地は、
今や英国フランネルの代名詞といっても過言ではありません。
肉厚な生地感と素朴な風合い、殊に淡い色の生地に見られる絶妙なムラ感がなんとも魅力的です。
過日来日された現社長、ダグラス・コルドー氏曰く「叩いても引っ掻いてもビクともしない」とのこと。
10年・20年経つごとに魅力を増す生地というものがあるとするならば、こちらのフランネルを外すわけにはいかないでしょう。
SatoTailor恵比寿店 須藤
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NavySolaro
投稿日:2018/10/19 17:28
今回はやや変わり種。伊LoroPianaよりネイビーソラーロ生地での仕上がりです。
経糸にダークネイビー・横糸にブルー。生地を縦に眺めると経糸に対して横糸が3本に一本の間隔で表に現れており、
遠目には殆どネイビー無地、光の当たり方で微妙な光沢と色合いを楽しむことができる生地です。
ソラーロといえばヘリンボーンの柄が定番化している感もございますが、こちらのプレーンはアクを抑えた端正な仕上がり。
生地のウェイトも260g前後のライト~ミディアムウェイト。
これからの季節、重い色になりがち。さりとて少しは変化を…といった時に活躍してくれそうです。
恵比寿店 須藤
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Fine Classic
投稿日:2018/10/12 18:27
英Harrisons of Edinburgh Fineclassicシリーズの一着です。
370g、約12オンスのしっかりとした重量、昨今軽量化著しいメンズスーツとしてはヘビーウェイトの部類ではありますが、
本場英国ではこの季節の定番ウェイトとして長年にわたって扱われてきた来歴がございます。
本年のバンチリニューアルに伴いブルー~ネイビーの系統を中心に大陸的な色柄も取り入れているようですが、
あくまでクラシックに軸足を置いた外連味の無いチョイス、上品な光沢も相まって幅広い年代の方にお勧めできる生地です。
今回は濃色のチャコールグレイ、重厚な生地感が構築的な肩回りのジェノバのパターンを引き立てています。
恵比寿店 須藤
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カシミア混
投稿日:2018/10/05 18:59
今回は一点物。英Taylor&Lodge ノウブルスパンからネイビーヘリンボーンの一着です。
華美にならないしっとりとした光沢と、ウェイトを感じさせない柔らかな生地感は白眉の出来。
Super120`sウール98%にカシミア2% 生地商社さんに伺うところ、同社の当時の看板クオリティとして活躍していたようです。
2%のカシミアががどのように効いてきているのかは定かではありませんが、ラグジュアリーな生地の定番スパイスなのでしょうか。
現在も多くの英系ミル・マーチャントがこのクォリティを織り続けていることを見るにつけ、
この柔らかさと光沢にしっかりと貢献しているのでしょう。
今季のバンチブックでは英Harrisons・伊Piacenza等にカシミア混スーツ地の取り揃えがございます。
定番色柄を少しリッチな生地で、というのも一興ではないでしょうか。
恵比寿店 須藤
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Premier Cru
投稿日:2018/09/28 10:47
英Harrisons of Edinburghより Premier Cruシリーズのご紹介です。
オンビジネスというよりは少し華やいだシーン向きでしょうか。色柄のチョイスもややコンサバティブな傾向に。
色柄を絞った副次的効果か、ネイビーやグレーの微妙なトーンの違いも豊富に収録されており、嬉しいポイントです。
super100’s原毛に少量のカシミア混紡に11オンスのウェイト。外連味の無い光沢と絶妙なドレープ感のあるスーツが仕上がりそうです。
マーチャント扱いの生地と言えば企画力を活かしたハイセンスな柄や先鋭的な色遣いを想像しがちですが、
Harrisonsのバンチは誤解を恐れずに言うならば平凡そのもの。
それだけに品質・クオリティの維持に並々ならぬリソースを割いているのでしょう。英伊の名だたるテーラーが信頼を置く所以でしょうか。
余談ですが、「一級」を意味するPremier Cru。ブルゴーニュワインの用語です。
一級というからには最高品質かと思えば、「特級」Grand Cruが存在しており、Harrisonsも同名の上位バンチをラインナップしております。
そちらも素晴らしいのは言うまでもありませんが、またいずれ。ワインも生地も奥が深いものです。
恵比寿店 須藤