STAFF BLOG

  • MonkeyFace

    投稿日:2018/09/21 12:55

    数あるブーツの定型の中に、モンキーブーツと呼ばれるものがございます。

    最もよく耳にする由来は、正面から見た時に猿の顔に見えるというもの。

    高所作業者が愛用しており、活躍の様子がさながら猿のよう…という説もあったような気がします。

    こちらはそのモンキーブーツの短靴版。さしずめモンキーシューズといったところでしょうか。

    甲部分が大きく開く外羽根式で、フィット感の調整がフレキシブルかつ着脱が容易。実用性重視のワークデザインです。

    ボリュームのあるMDラストにシボの入った型押しキップがベストマッチ。

    ジーンズやコットンパンツに合わせて、アクティブなスタイルにいかがでしょうか。

    恵比寿店 須藤

     

  • LinenSmokig?

    投稿日:2018/09/15 12:22

    アイルランド・Spence Brysonのヘヴィーウェイトなアイリッシュリネンは、

    季節柄旬な夏はもとより、少し涼しさの出てきた昨今でも快適にお過ごしいただける素材です。

    そんなリネンを用いて、少しカジュアルなタキシード風スーツのご注文です。

    あくまでカジュアルユースということで、ジャケットラペル部の拝絹やスラックスサイドの側章はオミットしました。

    とはいえ同生地でくるんだ拝みボタンに、ピークドラペル、そしてリネン独特の光沢。

    ポケットのフラップを仕舞っておけば、ちょっとしたパーティーシーンでの一味違った装いにうってつけです。

    勿論、上下それぞれをカジュアルシーンで使うというのもご一興。

    あれこれとコーディネートのアイディアが湧き出てくる、楽しいセットアップが仕上がりました。

    恵比寿店 須藤

     

     

     

  • Rustic

    投稿日:2018/08/31 18:23

    伊Canonico Rusticシリーズ。

    近年同社が猛プッシュしている21micronファミリーの一角で、軽量・薄手ながらもしっかりとしたハリコシが味わえます。

    この夏の売れ筋で、品切れも続出。今シーズンはこの一着で見納めでしょうか。

    カラーもシーンを選ばないやや深めのネイビー。さて何を着ようかしらん。という時につい手が伸びてしまう一着に仕上がったと存じます。

    それにしても、このRusticシリーズ然り、復元性と通気性で今夏大人気のSpring4Plyシリーズ然り。

    21micronファミリーも同社の顔として大分定着してきた感がございます。

    なお続く英国調ムーブメントの後押しもあってか、今秋冬も同様の糸を使用したCovertシリーズ等、大活躍の様子。

    埒もない話ですが、「Canonicoらしからぬ」という決まり文句は早晩使えなくなってしまうのでしょうか。

    同社の企画力には驚かされるばかりです。

    恵比寿店 須藤

  • Dobcross

    投稿日:2018/08/24 12:18

    英JohnCooper&Sonsのバンチが入荷してまいりました。

    シリーズ名にあるDobcrossとは、イギリスはハダースフィールド南西オールダムにある小さな村の名前。

    ひいてはその村の名をとった、古い古い機械式織機を指して言います。

    現存台数わずかに14台、一日に40mを織るのがやっとの旧時代の遺物。

    そんな骨董品で時間をかけてゆっくりと織り上げた逸品がこちら。忙しい現代とはまるで別の時を歩んでいるような服地です。

    ご案内すべきことは山ほどあるのでしょうが、スペックを云々してもこの生地の魅力は伝えることができそうにありません。

    文才なき我が身の悲しさです。

    効率やらコストパフォーマンスやら、そういった桎梏から解放された時にどんな生地が仕上がるのか。

    是非一度、御自身の目でお確かめいただければと存じます。

    恵比寿店 須藤

     

     

  • Edwin Woodhouse Airwool

    投稿日:2018/08/17 11:42

    英E.Woodhouse Airwoolシリーズからのオーダーです。

    暗めのブルーグレイにクラシカルなピンヘッド柄。

    遠目には無地に映りますが、近づいてみると表情豊か。通好みのする柄かと思います。

    強撚糸をざっくりと織った生地で、通気性に富み皺になり難い特性もさることながら、

    ナノテクノロジーを駆使した撥水・防汚性が付加されている点も見どころの一つです。

    数年前大手グループ傘下に入ったことを惜しまれることもある同社ですが、

    連綿と継いできた伝統に最新の技術を取り入れる柔軟性が加わり、今後も個人的に注目したいメーカーです。

    春夏シーズンも佳境ではございますが、まだまだ暑い日は続きそうです。

    今シーズンのお買い逃がしがおありのようでしたら、是非ご相談下さい。

    恵比寿店 須藤

  • 夏にはリネンを…

    投稿日:2018/08/05 11:05

    ジャケット:Piacenza(Italy) スラックスSpence Bryson(Ireland)

    御注文いただきましたジャケット・スラックスの御紹介です。

    ジャケットは夏の定番とも言えるウール・シルク・リネンの三者混。

    軽やかな生地感にすっきりとしたブルーグレイ、地に馴染んだペーンに所々に見えるリネン由来のネップで素朴な雰囲気が出ております。

    合わせたスラックスはアイリッシュリネンの代表格、Spence Brysonより。

    こちらはライトグレーという表記の生地ではございますが、殆ど白と言ってもよい色合い。

    ヘビーウェイトながら独特な皺の入り方が絶妙なカジュアル感を演出する、夏らしい素敵な一品です。

    台風一過、またぞろ日差しが強い日が続きますが、何事も楽しまなければ損というもの。

    リネン・リネンブレンドの生地など、夏らしい素材にこだわってみるのも一興ではないでしょうか。

    恵比寿店 須藤

     

  • 夏季休業日のお知らせ

    投稿日:2018/08/03 11:00

    平素は当店をご利用頂きありがとうございます。

    誠に勝手ながら、下記期間を夏期休業日とさせて頂きます。

    お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

    横浜馬車道店 2018年8月11日(土)~2018年8月16日(木)

    代々木店 2018年8月11日(土)~2018年8月16日(木) 

    恵比寿店 2018年8月10日(金)~2018年8月16日(木) 

    四ツ谷店 2018年8月10日(金)~2018年8月16日(木) 

    赤坂店  2018年8月10日(金)~2018年8月16日(木) 

    銀座店  2018年8月11日(土)~2018年8月16日(木) 

    本宮店  2018年8月11日(土)~2018年8月16日(木)

     

  • Hopsack

    投稿日:2018/07/29 19:03

    伊Canonicoのホップサックを用いたジャケットのお仕立てです。

    ダークネイビーのプレーンなジャケットは汎用性が高く、どなた様のワードローブにもご用意いただきたい一品。

    それだけに各社各様のラインナップを揃えておりますが、毎年例外なくラインナップされる物の一つがこちらのシリーズです。

    私事、色々な生地に触れていると特徴の強い生地やピーキーなスペックの生地についつい目を向けがちなのですが、

    ざっくりとした織りによる程よい通気性に癖の無いウェイト。主張が過ぎない潔さというのでしょうか。

    スタンダードな物には長く定着するだけの理由があるものだなと感じます。

    当店で初めてお仕立て、或いは新しいパターンをお試しという方に、気が付くとよくご紹介している物の一つ。

    さて何を着たものかしらんと、困ったときに役立ってくれること請け合いです。

    恵比寿店 須藤

     

  • Ivory

    投稿日:2018/07/22 17:41

    伊DRAGOの生地にてアイボリーカラーのスーツが仕上がりました。

    Super130`s原毛、縦横双紙の平織。外連味の無い光沢を備えたさらりとした肌触りの生地を用いています。

    サファリルックに用いられるイメージのあるアイボリー。ざっくりとした素材の物が巷ではよく見られますが、

    こういった微光沢のあるウール地も上品で良い物です。

    カーキ・ブラウン、グリーンなどで纏めるのが定石でしょうか。

    最近はグレーを用いたコーディネイトも、素敵な物を見かけた覚えがあります。

    暑い毎日が続きますが、この時期に旬なカラーでドレスアップというのも風情というものです。

    休日のお食事や行楽の御供に、如何でしょうか。

    恵比寿店 須藤

  • BeckSideMills

    投稿日:2018/07/15 11:02

    今回は一点物、英BeckSideMills の鮮やかなブルーグレイにてお仕立てです。

    こちらはキッドモヘアで一世を風靡したメーカーですが現在は廃業、今となっては大変珍しい物となってしまいました。

    昨今ではあまり目にすることの無い、かなりのワイドピッチストライプ。

    とは言え地の色に馴染む薄っすらとした物で、明るい色との組み合わせであってもしつこさを感じさせません。

    独特の色柄を眺めていると、当時の流行はこういった物だったのかしらんと、感慨深い物があります。

    モヘア60%のシャリ感もあり、夏場に好適なスッキリしたスーツに仕上がりました。

    各商社入魂のバンチブックも見ごたえがありますが、各店の生地棚にふと目を向けてみるのも楽しみの一つかと存じます。

    素敵な出会いがあるかもしれません。

    恵比寿店 須藤