南イタリア風のモデルを頻繁に紹介していますが、このようなモデルも仕立てています。

ゴージラインはやや低く、傾斜がついており、上衿の立ち上がりも低めです。

全体的に直線的でシャープな印象のミラノモデルです。

Vゾーンは深く、スリーピーススーツとの相性が良いです。当店では英国風に見えるモデルですが、

毛芯はナポリモデルと同じく薄く柔らかいものを使用しており、肩パッドも厚くはありません。

今回、使用した生地はオーストリアのライヒットフリード社の450ｇのローデンクロスです。

この生地ですがとても良い物なので別の機会にご紹介させてください。

銀座店　神林

A・MOON（エイブラハム・ムーン）は、1837年に英国で創業された織物工場であり、

染色から織りに至るまでの全工程を自社で一貫して行っている数少ないメーカーです。

日本国内では展開されていない多様な品質の生地を生産しているようですが

国内の生地問屋さんが定番的にラインナップに加える「クラシックツィード」は

ウェイトが370gで、比較的軽量です。室内着としてはもちろん、コートのインナーとしても適しています。

また、ツイードスーツをお求めの方には、パンツの形状を保つ観点からも、こちらをおすすめしております。

ジャケット　66,000円～

2ピーススーツ　88,000円～　以上税込み価格

銀座店　神林

引き続き、ギャバジンの紹介をさせていただきます。

こちらはイタリアのSONDORIO社製で、コットンが59％、ウールが41％含まれています。

コットンの比率が高いため発色が鮮やかで、ウールの柔軟性も兼ね備えています。

重量は370gで、スーツやジャケット、パンツ、コートに最適です。

一番上の薄いグリーンのみコットンが57％、ウールが41％、ポリウレタン2％でストレッチ生地になっています。

2ピーススーツ　78,100円～　ジャケット　59,400円～　パンツ26,400円～　コート62,700円～

以上税込み

銀座店　神林

日本の生地問屋が80年代に英国の老舗アウターブランド向けに供給されていた生地を

特別注文で復刻したラッシャーミルズのウールギャバジンです。

この生地は強撚ウールを高密度に織り込んでおり、ウールの自然な弾力性と美しいドレープで立体的なシルエットが楽しめます。

先日ご紹介させていただいたラグランスリーブコートだけでなく、スーツにもおすすめです。

銀座店　神林

コート　89,100円～　ラグランスリーブコート　123,200円～　2ピーススーツ　104,500円～

以上税込み価格

先日受注開始したベルテッドシングルラグランスリーブコートですが、お陰様でお問い合わせを多く頂いております。

内容としてはデザイン変更とサイズ補正に関しての問い合わせが多く、少しこちらで補足説明をさせてください。

ウェストベルト、袖口のベルトは有り、無しが選べます。

ウェストベルトなしの場合はウェスト脇のベルトループも無しとなります。

袖口のベルト無し指定の場合は袖ボタンなしで、筒状の袖になります。

腰ポケットは縦型の箱ポケットのみの設定です。

また、サイズ補正に関してですが、着丈、袖丈（裄丈）、袖口幅（±1ｃｍ）、袖幅（±0.5ｃｍ）、裾（蹴回し）のサイズ変更が可能です。

ウェストにつきましては裾（蹴回し）の寸法に連動してバランス良く変更します。

よってAラインシルエットの塩梅は裾のサイズをどの様にするかで決まってきます。

ゆったりとしたサイズ感でサイズサンプルは作成しましたが、

ベースサイズを通常より下げることで、ゆったりとし過ぎないサイズ感にてお仕立てできます。

先日のブログでは44サイズを着用しましたが、42サイズの着用画像もアップします。

各店スタッフにお気軽にご相談ください。

銀座店　神林

約3年前、店にストックしていた一点物のブラックのカセンティーノ生地でアルスターコートを仕立てました。

その特徴的な毛羽立った表面は強い印象を与え、非常にスタイリッシュだったと覚えています。

カチョッポリ社の生地見本ではカセンティーノを常に取り揃えていますが、ブラックは含まれていません。

しかし、今シーズンのコート生地コレクションには、イタリア・プラート地区のメーカーであるBELLANDI社のブラック生地が含まれています。

コンポジションはウール80％、ナイロン20％です。ナイロンが入っている分、ウール100％に比べ伸縮性があります。

コート税込み62,700円　＊画像の背中のデザインは71,500円

銀座店　神林

当店は今年より国産の生地の品揃えを拡大しています。

「PROST」という愛知県一宮市で作られる生地は、大阪の伝統あるマーチャントが企画したオリジナル商品の一つです。

この生地は貴重な低速織機で製造され、ヴィンテージファブリックのような膨らみのある豊かな風合いと素朴な質感を持っています。

ややヘヴィウェイトで380ｇありますが柔らかさがあり、重さを感じにくいスーツになると思います。

マーク数は30種類程で、ストライプ、グレンチェック、バーズアイ、ヘリンボーンなど英国的な柄が中心です。

2ピーススーツ　税込み78,100～

銀座店　神林

コートの新デザインを追加しました。

ベルテッドシングルラグランコートです。

バストから裾に向かってのシルエットはエレガントなAラインですが、

ウェストベルトの着用で更にAラインが強調されます。

ジャケット上からも袖を通し易い大き目のアームホールから袖口までのラインを絞らずゆったりとした袖が特徴的です。

また、通常、袖筒はジャケットの様に前後二枚のパーツを縫い合わせ構成されるところ、一枚のパーツで筒状に縫製されております。

これはワンピースシングルラグランスリーブと呼ばれ、着用時に真横から見た際、肩から袖口にかけて現れる縫い目が無くなり

大変、美しい印象となります。

各店にサイズのサンプルを用意しております。納期は現在、約1ヶ月いただいております。

価格は生地によって異なります。

税込71,500円からとなります。＊ウエストベルトは追加5,500円です。

銀座店　神林

着用は44サイズ　寸法補正なし　身長167ｃｍ　体重58キロ

カノニコ社のペレニアル生地で仕立てたスーツです。

適度に光沢があり、無地に見えますがブラウンのシャークスキン柄です。

使用したパターンは「ネアポリス」モデルです。

こちらのネアポリスモデルはナポリモデルに酷似しておりますが、

ゴージラインにカーブと傾斜を付け、Vゾーンを深くし、ラペルは下部が内側にえぐるように変化しています。

袖ぐりのイセを増やし、雨降り状の皺を強くているのですが、

見た目の変化が薄くこちらに関してはあまりアナウンスしておりません。

今回の使用生地であるペレニアルは、生地の薄さや光沢感が雨降り具合を少し強調した形となりました。

銀座店　神林

先月、当ブログで紹介したロロ・ピアーナのシルクエアー生地にて、

ご注文いただいたジャケットが完成しました。

シルク独特の美しい発色を持つ、パープルがかったワイン色のグレンチェックです。

コーディネートにはグレーやブラウン系のパンツがもちろん合いますが、

ネイビーのオーバーペーンを取り入れたネイビーのパンツとも組み合わせることができます。

satotailor.com/blog/?p=38638

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