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William Halstead ウールモヘア
投稿日:2022/06/02 11:30
今回はWilliam Halsteadをご紹介致します。William Halsteadは1875年に英国のイングランド・ウェストヨークシャー州のブラッドフォードで創業した生地ブランドです。創業者ハルステッドさんはブランドスタート時より、スーツやアウター、ボトムス向けの高品質な生地を生産することにこだわりを持っています。目付は330gのウール70%、モヘア30%です。。モヘアの特徴はウールに比べて太い繊維であり、ウールと混ぜることにより生地に凸凹が生まれ、その結果シャリシャリとした清涼感のある質感になるのです。肌との接地面も少なくなるので肌にひっつきにくくなり、涼しいスーツの代名詞ですが雨に少々弱いので、梅雨が明けた夏のスーツ生地といわれるのはそれが所以です。春夏生地であるモヘアなので、基本的に目付300g以下ばかりなのですが、William Halsteadが作ると330や345gという秋冬程度の生地の厚さになりますが、仕立て映えのする打ち込みがしっかりした生地は、暑いとか暑くないとかそんなの関係ありません。格好良いから良いのです。清涼感を求めてモヘア生地をという理屈は破綻しておりますが、そんなの服好きには大した事ではありません。夏は暑いもんだ、そんなの関係なく格好良いスーツを着たい、そのような服好きにお勧めです。普通に暑いから涼しいのが良いという方のために、250gのキッドモヘアもあるのでそちらもお勧めです。気になる生地がありましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。
代々木店 瀧