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名品フランネルの検索結果
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名品フランネル
投稿日:2014/10/24 14:56
今では、なかなか手に入らなくなってしまった名作生地と言えば、テーラー&ロッヂ社のオイルスパン、ドーメル社のスポーテックス(復刻版はありますが)等が良く知られております。また、国産メーカーも120年以上の歴史がある訳ですから、名品と呼ばれた生地が存在します。
現在、化粧品メーカーとして有名なカネボウが、元々は紡績メーカーとしても有名だったのはご存知の方も多いと思います。そのカネボウの繊維部門が10年程前に経営譲渡され、生産も途絶えてしまった生地があります。それはカレッジフラノと呼ばれ、ファンも多くテーラー業界では、高級フランネルとして人気がありました。そこで、ある愛知県の毛織物工場が当時のカレッジフラノを生産していたションヘル織機を譲り受け、整理工場、マーチャントとタッグを組み、再び生産を始めましたのが「ヘリテージフランネル」です。(当時のネーミングは使用出来ません)
実は当店では昨年から、取り扱いがありました。特に商品説明もありませんでしたので、その様なストーリーのある生地とは知らず、私はふっくらとした温かみのある風合いが気に入り、多くのお客様にお奨めしていました。また、着用後の質感も大変評判が良く、今季も再入荷の有無のお問い合わせを多く頂いておりました。そこで生地メーカーに問い合わせた所、上記の様な経緯を聞きまして、改めてご紹介させて頂きます。
銀座店 神林
ヘリテージフランネル 440g/m
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ヘリテージフランネル
投稿日:2024/08/23 17:33
「ヘリテージフランネル」はヴィンテージ織機でゆっくりと生産されます。
今年も引き続き取り扱っており、当店では10年以上の取り扱い実績があります。
以前私が投稿したブログもご覧いただけます。
satotailor.com/blog/?s=名品フランネル
このようなストーリーを持つ生地ですが、こちらのヘリテージフランネルは、
同じ問屋さんから440gと475gの2つのクオリティが用意されていました。
どちらも鐘紡から受け継いだヴィンテージの織機で生産されていますが、ミル(生地工場)が異なり、
後者は三甲テキスタイルの大垣工場で生産されたものです。
このミルでしか作れないヘリテージフランネルは、「アクアシュランク」という特別な名前で区別されています。
水の都と呼ばれる大垣市の毛織物製造に最適な天然地下水(伏流水)を整理加工に利用し、
縮絨工程を何度も行うことで、約22%の高い縮率でしっかりと仕上げられています。
高密度でありながらハリ感と温もりを兼ね備え、滑らかなフラノの仕上がりを実現しています。
こちらのアクアシュランクは残念ながら既に廃版となり、
問屋さんにストックしてあった僅かな在庫を仕入れさせて頂きました。
ライトグレー、ミディアムグレー、ブルーの3色をそれぞれスーツなら1着、ジャケットやパンツで2着分程です。
厚みのある生地ですので、着用に適した時期はまだまだ先になりそうですが、来週には他の新作生地バンチも出揃う予定です。
是非、ご興味のある方はご来店お待ちしております。